解説じゃなくて考察

  • 《サイバー・N・ワールド》について

ポテンシャルは歴代のクリーチャーから考えられないほど高く、タイミング良く合わせれば消費した自分の手札を5枚に回復させ、相手の増えた手札や選別した手札をリセットできる。
ビートダウンが抱えるルール上の弱点を補える効果を持ちながら自身がパワー6000のW・ブレイカーと追撃のクリーチャーを置きながら攻勢を維持できる。
さらに墓地も完全にリセットすること一部のコンボ等をついでに潰すことができる。


利点はこれだけあるがもちろん欠点もある。
まず利点として挙げたものはほぼ全てが自分が優勢の場合でのみ発揮され、自分が不利の場合は相手の手札が回復しより不利な状況になり勝ち目がなくなってしまう。
ジリ貧になったときにファッティとして気軽に出すと負ける可能性が高く、出せる状況がかなり限られる。
そして一番の問題は超次元により序盤から手札を消費するデッキが多く、普通にNを召喚するだけでは自分だけでなく相手の手札も回復させることになってしまう。序盤から行動されることでビートダウンを仕掛けにくく相手の手札を増やさせることができない。


  • 2、3マナの選択

Nの特性上使い捨てで強力なものを多く積んだ方が墓地から山札に戻すリスクが若干だが軽減される。
ビートダウンだと超次元が最も強力で超次元を多く積むことになる。
そうすると超次元に繋ぐまでに何をするかが重要になってくる。
今回は《霞み妖精ジャスミン》と《フェアリー・ライフ》の2つを最大まで投入する型にしてみた。
2ターン目に攻撃するクリーチャーを出すことができないとなると、3ターン目に使用するのはクリーチャーであるのが好ましく、尚且つ手札の消費を抑えられるものが良いと考えた。そこで召喚時に1ドローできる《アクア・ハルカス》と《クゥリャン》を採用した。


  • 問題点

マナブーストが8枚と3マナ1ドロークリーチャーが5枚の構築だと攻撃が遅れてしまい相手を追い込みながら《サイバー・N・ワールド》を召喚するという流れを作ることができない。
もしこの構築のままで考えるのならば《超次元フェアリー・ホール》のようなサイキック・クリーチャーを2体並べられる超次元を多く積まなければいけなかった。
さらには、クリーチャーを並べるのが早くないため展開の早いデッキに対してはS・トリガーが出なければ全く抵抗ができない。


  • 改善

次に試すのは2マナからクリーチャーを出せる構築か、3マナでも超次元を使う構築をしてみようと思う。
あと8マナからスピードアタッカーを作り出すためだけに《時空の戦猫シンカイ・ヤヌス/時空の戦猫ヤヌス・グレンオー》を選択してしまったこと。
この打たれ弱い構築ならば《ブースト・グレンオー/激竜王ガイアール・オウドラゴン》を積まなければ各種ビートダウンに太刀打ちができなくなる。