墓地ソース

規制される前のやつ。正しいかどうかは知らない。





墓地ソースの使い方がよく解らず、大会で見かける墓地ソースの使い方に疑問を感じたのが使い始めた動機。デッキレシピを見ただけだと何ができるのかしか解らず、回してみてもフィニッシュからの逆算がイメージできなかったので、いっそのこと大会で勉強しようと思った次第でアール。





 デッキについて
分類はビートダウン。コンボデッキではないしコントロールでもなく、ワンショットを狙うデッキでもないからビートダウン。
墓地ソース最大の特徴は突然出てくるアタッカー。墓地にクリーチャーを貯める下準備は必要だが、下準備さえ終えてしまえば毎ターン出すこともできる。
フルクリーチャー気味で序盤から積極的にビートする型と、《スクランブル・タイフーン》を起点にビートを仕掛ける型の二種類がある。


  • フルクリーチャー型

《戦略のD・Hアツト》や《フェイト・カーペンター》で墓地を貯めつつビートしていくタイプ。メインアタッカーは《百万超邪 クロスファイア》。墓地さえあれば《百万超邪 クロスファイア》を除去されたとしても《白骨の守護者ホネンビー》で回収し再び出していける。
墓地にクリーチャーを貯めやすく《暴走龍 5000GT》を低コストで出しやすい。《暴走龍 5000GT》を同一ターンに二体出したり、《百万超邪 クロスファイア》と同時に並べることも難しくはない。


スクランブル・タイフーン》を起点にアタッカーを継続して出し続けるタイプ。《百万超邪 クロスファイア》と《暴走龍 5000GT》だけではなく《天災超邪 クロスファイア 2nd》もアタッカーとして搭載されている。
一度《スクランブル・タイフーン》を唱えると5枚、ターン開始時のドローと次のターン開始時のドローも含むと7枚もデッキを掘り進めるので2枚目の《スクランブル・タイフーン》を引き込みやすく、2枚目の《スクランブル・タイフーン》を打つことで1枚目を打つ際に墓地にクリーチャーがなくともクリーチャーを6体揃えることができるため《天災超邪 クロスファイア 2nd》だけでなく《百万超邪 クロスファイア》とも相性がいい。





 プレイングについて
プレイングが本当によく解らなかった。これまでのDMでは回したことがないよな動きをしないと勝てない。


  • 基本

これまでのビートダウンと大きく違うのはマナを多く必要としないこと。一定数あればそれ以上は不要なのがマナだが墓地ソースはその一定数が低い。このデッキのアタッカーである《百万超邪 クロスファイア》や《天災超邪 クロスファイア 2nd》はコストを支払わず、《暴走龍 5000GT》は最大で1マナまで軽減できるためアタッカーを出すためにマナを必要としない。
マナは基本的に《戦略のD・Hアツト》や《スクランブル・タイフーン》などのアタッカーを呼び込むデッキを回転させるカード、《白骨の守護者ホネンビー》などのアタッカーを拾うカードや《地獄門デス・ゲート》などの除去に当てられる。


マナは多く必要としないがこのデッキで一番大事なのはハンドキープ。墓地にカードを落とす手段の大半が手札から捨てるので手札がないとデッキ単位で何もしなくなる。
無理矢理ギリギリのハンド枚数で動かすよりも、1ターン動かず余裕をもって動いた方が全体的な動きとしてはよくなる。


  • マナの置き方

多色が多いのでドローは多色が来ると覚悟しておいた方がいい。《疾風怒闘 キューブリック》の効果を使うために早めに青マナ3枚を確保しなければならないので青を含む多色を置いていく。
また、手札枚数を確保するためにマナを置かない選択肢が他のデッキよりも早いタイミングで発生する。迷ったのなら《スクランブル・タイフーン》が積まれているなら「5マナまで伸ばす」、《白骨の守護者ホネンビー》が積まれているのならば「4マナまで伸ばす」などを決めておくとプレイに迷いが生まれづらく一貫して動かせるようになる。


  • 殴り方

極端な話、殴れるクリーチャーは全て殴るで問題ない。《百万超邪 クロスファイア》や《天災超邪 クロスファイア 2nd》はそれぞれ1体しかG・0で出せず、《暴走龍 5000GT》は墓地が貯まるまではただの重いカードなので手札に複数抱えている状況は多くない。つまりアタッカーを展開する能力は低く、溜め込んで一気に叩きつけるのは難しい。
アタッカーを出したターンに殴りきる、又はその次のターンに殴りきれる状況を序盤の攻撃で作り出す必要がある。
墓地ソースで一番不可解に見えるプレイングがターンドローしてマナも置かずカードもプレイせず場にあるクリーチャーで殴る。これはハンドキープをしつつ攻撃することでフィニッシュできるシールド枚数にするため。とてつもなく不可解ではあるが下手にカードをプレイするよりもフィニッシュしやすくなる。





 墓地ソースのメリットとデメリット
デッキ選択としての墓地ソースのメリットはデッキを掘り進める能力だと思う。《戦略のD・Hアツト》、《シンカイ・タイフーン》、《白骨の守護者ホネンビー》、《スクランブル・タイフーン》などデッキを掘り進み自分がプレイするカードの選択肢が他のデッキに比べ多い。中盤以降はある程度安定して同じ動きが大体できる。
デメリットは初手からの動きが難しいこと。難しいと言うよりもジャンケンに近い。多色が多く墓地にカードを切っていくので何をキープするのかをしっかり考えていかないと多色を引いて動けなくなる。序盤にうまく動けるかで《百万超邪 クロスファイア》を出せる早さが変わる。





こんな感じでいいのかな。とりあえず《疾風怒闘 キューブリック》の制限で殴りきるのが難しくなってしまった。きっちり基本を抑えてこのまま使っていけるよう構築もプレイングも練っていきたい。